第31回千葉武蔵会実施報告

 同窓会から佐藤正敏副会長(41期)を会員24名でお招きして、東京湾北部を一望できる千葉東天紅で開催しました。今回の卓話は嶋村克さん(31期)の『気象とカオス』というとても難しい内容でしたが、ユーモアを交えた説明が分かりやすく、優秀な受講者が集まっていたので、初期値敏感性、アンサンブル予報という難解なことも分かった気がしました。受講者の優秀なことについては、中高生のころから背伸びした内容にもついて行く訓練ができているという51期廿楽さんの感想には、一同納得しました。

 恒例の2分スピーチは唐沢俊二郎さん(22期)から始まり、シュルツ元国務長官が『冷戦がなくなっても、次には民族、宗教、国境問題で戦争がおきる』と語り、89年当時から次の時代を見通す力がある人がいたことを紹介していただきました。この後に全員がスピーチしました。合槌を打ちながら、野次を飛ばしながら話を聞いているので、前のスピーチに関連した内容が殆んどです。

 学校生活では、軽井沢の疎開生活で軍歌ばかり歌っていた、池袋から江古田までは焼け野原で何も無かった、近くに住んでいたので、垣根に工夫をしてウラから入って遅刻せずに表から卒業できた、濯川の脇での山岳部キャンプ訓練で蚊にさされた、水投げの慣習が自分たちの代で止めさせられたなど様々な思い出が紹介されました。

 同窓会や同期会では、今月だけで合わせて6回も参加する、30年間事務局をやっている、ゴルフと同期会を年2回行っている、淡路町の天麩羅屋さんで仕事納めの日に50人以上集まるとか、同期の活躍がうれしいということが紹介されました。36期の鮫島さんは、東京にお住まいだが、習志野の大学でフードビジネスに関する教鞭を取っておられるということで、今後も参加していただくことになりました。

 卒業のときに『武蔵の常識は必ずしも世の中の常識ではない』と先生に言われたことの意味が最近分かってきたという79期の本間さんの挨拶で締めくくりました。最後に武蔵讃歌を43期の奥村さんと58期の阿部さんのリードで合唱して、予定時刻どおりに散会しました。